2011年03月12日 16:00   信頼できる情報を求めて

Juno

パズルの集まりで海外の知人と会ったり、メールでのやりとりをすることがあります。そんなときに、伝えたいことが伝えられないもどかしさなどから、英語の能力をあげたいと思っていました。そんなこともあって数年前にスカパーに加入し、海外のドキュメンタリー番組、BBCやCNNなどのニュース、主音声が英語の映画などを見ていました。

原子炉建屋で爆発が起き、日本という国が危機的な状況にあるにも関わらず、日本のマスコミからは、必要な情報が得られません。チャンネルをBBCやCNNに変えると、事故が極めて深刻であることを伝える情報が流れています。ニュースサイトも同様で、日本のそれは東電や政府発表の後追い記事が大半。海外サイトでは、今後起こりうることを見越した予測、原子炉の構造の詳細情報などが出されていました。

原子力資料情報室(CNIC)のサイトにたどり着いたのもこの頃です。3月12日にUstreamで放送された原子力資料情報室の記者会見(長いので1:27:00のあたりから見ることをお勧めします)では、原子炉格納容器の設計者、後藤政志氏が「格納容器の内圧が設計条件の4.3気圧を超えたら安全を保証できない」という、至極当然のことを述べています。この頃、通常1気圧の格納容器内圧力が8気圧を超えたという情報が流れていました。にも関わらず、原子炉の専門家でもない御用学者が日本のTVに登場し、「設計の2倍ぐらいなら大丈夫です。壊れません」などと無責任な発言をしていました。

上記会見には、原子炉圧力容器の設計をしていた田中光彦氏も登場します。田中光彦氏は、NHKに登場する学者や解説員のウソ、放送で核心部分に触れられていないことなどを、分かりやすく説明してくれました。また、氏は、念のためなどと言わずに危機感をあおるべきだということも述べています。

ものを設計した人、つくるのに関わった人が、揃いも揃って緊急性を訴えています。なのに、彼らよりはるかに知識の劣る人が、なぜ「大丈夫」、「安全」、「安心」と言うのか。大丈夫という大本営発表を信じていたら殺される。信頼できる情報、今起きている事実を知るための情報を集めなければならないという思いを強くしました。

田中光彦氏の著書、「原発はなぜ危険か」も、原子力資料情報室の会見に目を通してすぐに注文しました。1990年に出版されたこの本で、原発の問題点が多数指摘されていました。ですが、世の中では、原発の「いい」とされる点のみが強調され、田中氏の著書で述べられているような問題点、危険性は、ほとんど黙殺されてきました。黙殺の大きな原動力として、利権があったはずです。日本を離れた私を利己的な人間だと思う人は、より強大な利己によって誘導されている可能性も考えてみてください。あなたにかけられる「大丈夫」と言う声が、本当にあなたのためを思ってのものかを考えてください。利権による危険性の黙殺、利権を守るための情報発信に、あなたの人生をゆだねてはいないでしょうか。

上記会見の後半、2:52:55のあたりで、只野弁護士が後藤政志氏の記者会見出演の経緯を説明しています。後藤氏の勇気に感謝するとともに、ほかにも彼のような人がいないか、本当に一般市民のことを考えて活動、情報発信している人がいないか探し求めました。

コメント (0)
コメントがないよ

コメントを投稿する

投稿者 :::

コメント(100字まで、タグは使用できません) :::  

URL or メールアドレス ::: URL、メールアドレスについて

Twitter

Twilog

ログイン