2011年03月12日 06:45   原発の外でセシウム検出

Juno

原発の外にあってはいけないセシウムが、原発の外で検出されました。またしても、「閉じ込める」機能が損なわれていることを示す情報です。

この段階で、京都大学助教の今中哲二氏は、「水蒸気爆発が起きる可能性」、「最悪の事態」について言及しています。今中氏は、事故が起こる前から、「原発で大事故が起きると周辺の文化や地域が全てなくなる」ことを述べていました。原発の危険性を認識し、反原発の立場に立つようになった今中氏らの主張にもっと耳を傾けていたら、ここまで酷い状況にはならなかったかもしれません。

現実は、今中氏らが「悪い方に転ぶとこうなる」と予測したように進んでゆきました。水蒸気爆発こそ起きていないとされていますが、恐れていた最悪の事態、とてつもない被害が現実のものとなりました。

政府、事故の当事者、旧来のマスコミからは、「爆発的事象」、「格納容器は無事」、「レントゲン検査と比べてもたいしたことはない」、「念のため」のように、安心、安全を煽る情報発信がされました。仮に今、本当に大丈夫だとしても、ここから先悪い方に転んだときにどうなるかという疑問には、答えてくれませんでした。

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