2011年03月12日 06:36   福島第一原発1号機爆発

Juno

15:36頃、福島第一原発の1号機が爆発しました。

この爆発があったことに私が気付いたのは、17:00前後でした。私は、有事には2chのニュース系スレッドをチェックします。新聞やTVなど旧来のメディアは、インターネット、こと2chのようなところを低俗なものと見なしがちですが、情報のスピードという点で、旧来のメディアはインターネットのメディアにかないません。「何か変わったことが起きた」ということを知りたいときに、2chをチェックしていれば、すみやかに情報源にたどり着けます。玉石混淆の情報のなかで、どの情報に食いつくか、何を信じるかは、情報を受け取る人次第です。

2chの閲覧は、ブラウザのFirefoxにchaikaというアドオンを入れておくのがお勧めです。別ウィンドウで開く一部のページに対応していないAmazon Kindle(電子ブックリーダーですが、3G対応版は、世界中の広範囲で無料でインターネットにアクセスできます)では、ホームページの圧縮表示サービスを提供しているSkweezerを介したURLをブックマークして利用しています。

原発の話に戻ります。

TVで流される映像やニュースで、1号機の爆発が誰の目にもあきらかになってから、ますます「安全」、「安心」、「大丈夫」が強調されるようになってきたと感じました。TV出演した東工大教授の有富正憲が、「爆破弁を使って圧力を下げた」のような、思いつきのウソを言い立てたのもこのときです。

「福島第一原発1号機に爆破弁が用いられているかどうか」は、すぐに裏がとれる話でしょう。にも関わらず、分かっているはずのことが報道されません。分かっているのかいないのかをあいまいにしたまま、良い方向に転んだ場合の希望に基づく報道が繰り返されました。

原子炉建屋断面図

TVでの事故の解説で、しばしば、上記のような原子炉建屋の断面図が用いられました。上記画像で「SF」と書かれているところが使用済み燃料プールです。原子力発電所には、普通、使用済み燃料プールがあります。なのに、TVの解説に用いられた断面図では、使用済み燃料プールのあるべきところが、何もない空っぽの部屋のように描かれていました。TVの報道で、使用済み燃料プールの存在が禁句でなくなったのは、ずっとあとになってからでした。

建屋の上部が吹き飛んでおり、その建物の上部に使用済み燃料プールがあることは、確認をすればすぐに分かることです。取材でそのような確認すらしていないとしたら、報道機関としての役割を全く果たしてないということです。国内マスコミへの不信感はますます強くなり、海外メディアや、以前から反原発の立場にある組織、事実のみを淡々と流す組織からの情報を求めるようにしました。

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