2011年03月11日 21:51   1号機の中央制御室で通常時の約1000倍の放射線量検出

Juno

原子力安全・保安院から、福島第一原発1号機の中央制御室で、通常時の約1000倍の放射線量が検出されたという発表がありました。この時点で、原子炉に必要とされる「閉じ込める」機能が損なわれていることが確定しました。

ここでいう通常時の値がどのぐらいかは分かりませんが、仮に0.05μSv/hだとすると、その1000倍で50μSv/hです。1年間ここに居続けたときの線量は、438mSv。「100mSvまで浴びても大丈夫」だとしたら、2~3ヶ月は、中央制御室での作業を続けても大丈夫ということになります(※もちろん、線量が変化しない前提の話です)。

この頃から、マスコミで「安全」、「安心」、「大丈夫」を強調する御用学者が目立つようになってきました。「チェルノブイリとは違うから爆発はしない」という発言もありました。彼らの無責任な発言の結果、多くの人が余計な被曝をしました。これは、間接的な傷害です。根拠もなく「安全」、「安心」発言をしていた学者、政治家は、投獄されるべきでしょう。

1号機の原子炉建屋と中央制御室は、概ね、建物の角と角が接するような位置関係にあります。建物の壁面は、共有していません。中央制御室で通常時の約1000倍の放射線量なら、原子炉建屋の放射線量は、いかほどだったでしょう。このとき既に、原子炉建屋に近付くことすら困難な状況にあったのではないでしょうか。


関連情報: 「Mr100mSv」山下教授の解任を求める福島県民署名

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