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アメリカ紀行 2001/07/24

Time Event $
07:00 うつらうつら状態が続いていたのだが、目覚まし時計でしゃんと起きる。

この期におよんで、プレゼン用データを編集し直す。先日の中島さんのアドバイスに従い、発表内容の中に文字を織り込む。普通なら、しゃべる内容を決めて練習を繰り返しているのだろうけど、当日朝になってしゃべる内容が完全に決まってないのだから、我ながらいい根性をしてるなあと思う。SCIに提出した論文は何度か読み返したが、まともに発音しようと思ったら高い確率で舌が回らなくなるような単語がごろごろあるので、思った通りにしゃべれるわけがないと言う開き直りも入っている。

今日はSCI会場での朝食はパス。昼食も、会場で食べるのは時間がもったいないので、部屋で適当に食べる。食欲はあまりないが、発表の終わる15:30頃までは食べられなくなるので、無理矢理食べる。喉を通りやすいバナナを買っておいたのは正解だった。

 
11:00 SCI会場のSheratonに向かう。荷物が多いのでバスを待とうかとも思ったが、歩くことにする。  
11:30 午前のセッションがまだ行われていたが、後ろの方の席に座って待つことにする。室内の人数は10人ぐらい。半分は発表者だから、実際の聴衆は5人ぐらい。自分の発表のときもこうだと寂しいなあと思う。  
  セッションが終了したので、最前列の席に座り、セッティングを始める。そうしていると、まもなくChairのQinglianさんが入ってきた。続けて、他の発表者の方が入ってくる。  
12:30 セッションの開始が近付いているのだが、今のところ室内には発表者だけ。始まってからもこれだと寂しいねえみたいな話をする。

Vladimir Bulatov氏到着。WEBの写真とは少々雰囲気が違っていたので、最初は誰だか分からなかった。 発表者もほぼそろい、それぞれのPCでプロジェクタのテストなどを行う。Qinglianさんの用意したプロジェクタは、性能はいいはずなのだが、少々ピントが甘い。恐らくどこかで設定できるのだろうけど、いろいろ試して設定を煮詰めるには時間が足りなさそう。

僕の持っていったプロジェクタにBrownさんのマシンを繋いでみると、結構いい感じ。発表者によってプロジェクタを使い分けることとなった。

 
13:00 セッション開始。最初の発表は、金沢工業大学のAzby Brownさん。動画を交えたプレゼンテーションがテンポよく進む。見ていてあきない。

財団法人 日本水路協会 海洋情報研究センターの永田先生の発表がはじまる。が、どうもプロジェクタをうまく認識しない。Qinglianさんの用意したものに繋ぎ変えて解決。トラブルでマシンの設定をあれこれやっている間も、永田先生はOHPと言葉で発表を続け、聴衆を待たせない。

同じマシンを使って、金沢工業大学の星野先生の発表。3Dソフトでつくられた人のバストアップは、表情がおもしろい。英語も達者だなあ。

Vladimir Bulatov氏の発表。次は自分の発表の番なので緊張しないといけないところだが、次々と紹介されるアニメーションに圧倒され、すっかり楽しんでしまう。客席から、アニメーションがあまりにもスムーズに動くのが不思議でおかしいような(こんなに動いちゃっていいの?と言った)笑い声が聞こえる。最新ビデオチップ(恐らくGeForceGo)を用いているVladimirさんのノートPCのパワーはすさまじい。あれならデスクトップマシンの代わりに使えそう。どこでもVRML作品をつくる事ができる。

自分の発表の番がきた。最初に、私の英語はBrokenですと断って発表開始。実際、しゃべってる自分でも、めちゃくちゃな英語だなあと思っているので、聞いてる方は、想像力が必要とされるだろう。恐らく、SCIの発表者の中で、最も滅茶苦茶な英語をしゃべってたのではないかと思う。Brownさんが適宜助けてくれた事もあって、なんとか拍手で発表を終えられた。自分の英語力のなさは痛感させられたが、終わったあとでうれしい気持ちの方が多くてよかった。

プロジェクタを使用するので部屋を暗くしているのだが、パズルや多面体の模型を紹介するときは、永田先生が適宜部屋を明るくしてくれた。ありがたいなあと思う余裕があるのだから、その余裕をもっとしゃべる方にさければいいのだけど。

Ohmi, Masaoさんの発表。常に観客と向き合う発表は、見ていて気持ちがいい。

Qinglianさんの発表。発表が始まった地点で、セッションに用意された時間の残りは5分程度。次の発表までの待ち時間を使って進行する。

終わってみれば、今日までに見たセッションの中で最大の観客数。座席が完全に埋まっていたわけではないが、後方で立って見ている方もいた。

終了後、聴衆も含めて記念撮影。片づけが終わる頃には、次のセッションに参加する方が用意を始めていた。セッションのメンバーで18:30から夕食を食べましょうと言うことで、いったん解散。Brownさんとは、共通の知り合いがいることがわかった。世の中は狭いと言うか。子供さんがJuno's Spinerを気に入ってくれたそうで、何度も遊んでくれたとのこと。

 
16:30 荷物が多いので、いったんホテルの部屋に戻る。バス使用。途中、セッションで使用した部屋にデジカメを忘れたことに気づく。日本でないだけに半ばあきらめの心境だが、カメラを忘れた部屋は、自分たちの次のセッションに使われているはずなので、もしかしたら残ってるかもしれないと、わずかな期待を抱く。 0.75
  ホテルに戻り、大切な人に無事終わったよとメール送信。もう少し部屋でゆっくりしていたかったが、置き忘れたデジカメが気になるので、Sheratonに戻ることにする。  
17:00 宿泊先のホテルからSheratonへ。セッションのあった部屋に戻ると、机の上にデジカメが残っていた。助かった。

昨日までは気づかなかったのだが、廊下にSCI参加者のためのケーキと飲み物が用意されている。急にお腹がすいてきたので、チョコレートケーキふたつとホットコーヒーをとる。

これから他のセッションを覗きに行く元気もないので、廊下で今日の記録をタイプする。そうこうしていると、永田先生がいらしたので、多面体のことや英語の事などいろいろ話す。

 
18:30 夕食のメンバーがあつまってきた。女性陣はちゃんとおしゃれな服を用意して来ている。メンバーは、Qinglianさん、星野先生、永田先生、Brown先生、Brown先生の息子さんのMax君。成田への電車で会ったEricさんの息子さんもミドルネームを持っていたので、Max君もそうかとたずねると、そうだとのこと。Max君が既にバイリンガルなのがうらやましい。

タクシーで魚介類を専門としたレストランへ。6人が一緒に座れる席はなかったが、通路を挟んで両側に座れる席があったので、そこに案内される。エビ料理が多いのだが、アレルゲンなのでパス。クラムチャウダーとサーモンにする。夕食代は永田先生がバックアップしてくれた。おかげで懐が助かる。

20.00
21:40 ホテルに戻り、メールチェックとHP用データの編集をちょこっとやる。あとは熟睡。  

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