朝食の後、アメリカにすんでいる日本人の方と話す。自分がアメリカに不足している人材になれば、こちらで仕事を得るのもそう難しくないと言った話を聞く。時間があれば、もっと話を伺いたかったが、お互い午前のセッションを見に行く予定があるので「また機会があったら」と言って分かれる。

プレゼンをしているのはAustriaの方。途中で主催者側と思われる方が部屋に入ってきて、セッションの司会が来ていないと発表者に伝えて出ていった。発表者が来ないのは、先に見たセッションでもあったが、司会者まで来ないのは初めて。しかも、予定していた発表者が、ひとりを除いて欠席しているのだから困ったもんだ。

件の発表者は、言っていることは、詳しくは分からないが、発表を聞いていると、教育に関する情熱がひしひしと伝わってくる。

VRMLの発表にOHPプロジェクタと言うのも、見る方としては期待をそがれる。これだけの規模の会を催すのだから、主催者側で各部屋にプロジェクタを用意し、それを参加者に告知するぐらいの事はしてもいいと思う。

PCがサスペンドから復帰すると、ソフトのツールバーに並ぶアイコン類の表示がおかしくなっている。プレゼンの前には、念のためPCを再起動しよう。

昼食は、屋外の屋根の下で食べるのだが、席が少ないので、座るところがない人が結構うろうろしている。僕は、たまたま開いている席(5人がけ)に座れたので、後から来たアメリカ人夫妻と同席した。さらに、しばらくすると、他の席に座っている人が、あまっている椅子を貸してくれと言ってきた。SCIの様なイベントがないときは、十分に座るところがあるのだろうけど。

アメリカ人発表者のPCがプロジェクタを認識しない。同じVAIOを持っていた日本人発表者のマシンで発表することになり、メモリースティック経由でデータを移していた。SCI会場では、そこらじゅうでノートパソコンを開いている人がいるのだが、B5以下の小型ノートを持ってるのは日本人ばかり。たいていの人が、ばかでかいノートを持ち歩いている。

これまでに見たセッションと比べて、発表内容も分かりやすく、専門じゃない人が見ても興味をひくように工夫されているものが多い。プレゼンの進行が、かなり参考になり、見せ方で聴衆の理解度が変わってくることを痛感。細かいところでは、発表の途中、中島さんが「残り10分」と書かれた紙を発表者に指し示し、全体のスケジュールが狂わないように気をつかっていた。

小型のWinCEマシンを手に持って発表している方もいておもしろかった。発表者の顔が常に聴衆の方を向くようになるので、発表者と聴衆の一体感が生まれやすいと思う。

聴衆の数も、これまで見た中では最も多く、発表者も含めて15人ぐらいの方がいた。

この時間になって、まだ明日の進行がどのようになるのか分かっていない。ほかのセッションを覗いても、欠席者が出るのは珍しくないようだし、発表時間がその場にならないとはっきりしないのは困ったものだ。

商品の一部にしか値段のシールが付いていないので、買い物をするとき少々とまどう。レジも昔ながらの値段を打ち込むタイプなので、店員の打ち間違いも多そうだなあと思う。

ホテルの近くには、ふたつのスーパーがあるのだが、今回行ったのは大きい方。前に行った時は気づかなかったが、レジの近くにインターネット専用端末がある。ちょうど、ほかの客が使用していたところなので、覗き込んでみると、ホテルにあるのと同じもののようだった。