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海外放浪記 2002/07/23

Time Event amount
  7時を回っていると言う日詰さんの声で起きる。

バスが7時41分に出るとのことなので、急いでバス停に向かう。

 
  朝食。サリバン氏が日詰さんの隣にすわる。このへんはいいところだねえ、と言うので、でもインターネットに繋げないと答えたら、サリバン氏は、試行錯誤の末にモデムによる接続に成功したとのこと。

ホテルの外線発信番号は9なのだが、これをPCから入力せずに、受話器を上げて電話機のボタンを押してから、残りの番号をPCでダイヤルするとうまくいったらしい。

 
  昨日、防犯のためにJuno's Spinnerをショーケースの中にしまったのだが、朝になってもそのままになっている。Marionさんに訪ねると、(鍵を持っている)Hornさんが15分ぐらいしたらやってくるので、作品の展示はそれからになるとのこと。  
08:45 Slavik氏の発表を聞く。去年のBridgesでは、Slavikの奥さんの発表を聞いた。彼女はテセレーションの作品の装飾品について発表していたのだが、Slavik氏も同じような研究をしているようだ。

Slavik氏の作品で、Casper Schwabeと言う名前をテセレーションしたものが紹介された。Schwabeさんは、この世界では有名人らしい。

Slavik氏も、前日に発表を行った人と同様、教室前方に設置されている共用のPCを使って発表している。PCの性能等を問わなければ、データのみを持ち込んで共用のPCで発表する方法もあるようだ。

 
09:20 Ireneさんの発表。  
  通訳として参加しているLeeが、今日から泊まることになるアパートまで案内してくれた。このときは気付かなかったが、Leeが主催者側から提供された部屋の一部を、僕と日詰さんに無償で提供してくれたようだ。Leeは、博学で日本に関する知識も豊富にある。10年ぐらい前に会った日本人からプレゼントされた箸を持ち歩き、食事に使用しているとのこと。

アパートの入口近くにあった電話は、モジュラーケーブルのコネクタがアメリカタイプになっている。ここではインターネットに接続できるかもしれない。恐らくメールが大量にたまっているだろうから、早くメールチェックをしたいものだ。

 
  ホストのDietmar氏に、作品を(みんなが触れられるところに)展示したいからショーケースをあけてほしいと頼む。朝方Marionさんに聞いた話では、Hornさんがくれば展示してもらえると言うことだったが、Hornさんもショーケースの鍵を持っていないと言う。Dietmar氏も鍵をもってないそうで、おそらく彼の息子さんが持っているだろうとのこと。  
11:05 Natの発表が始まる。日詰さんは郵便局に行ったので、Natの発表を聞きながらPCをいじる。分からない単語があったときも、PCを起動していると、辞書ソフトで調べられるのでありがたい。  
12:00 昼食。日詰さんが個人的にワークショップを行う関係で、レマさんがお昼をごちそうしてくれることになった。レマさんは今日中に帰ってしまうそうなので、最終日のワークショップには参加できない。ただでごちそうになるのも申し訳ないし、多面体にも興味を持っているようなので、12面体のJuno's Spinnerを組み立ててプレゼントする。

日詰さんが説明をしていると、時々レマさんが「ああ、そう。ああ、そう。」と言う。どうやら日本語と同じ意味のようだ。

 
  Sullivan氏が、日詰さんとは異なるメソッドで黄金比の列をつくり出したとのこと。彼が日詰さんに説明するのを横で聞いてなるほどと思う。  
14:50 Gert Bar氏の発表を聞く。Some Pieces of Art with a Little Help of Mathematics あいさつは英語だったが、発表はドイツ語のため何を言っているか分からない。  
16:30 15分間の休憩。次は、数少ない多面体に関係のある発表と思われる。  
  発表が始まるが、オリジナルのアイデアは皆無と言ってよく、他者の成果をさわりだけ紹介したようなものだった。ひとつだけ、菱形30面体を平面上に敷き詰めた画像が気になった。  
  Official reception of the township
細かいことはよく分からないが、FreiburgのダウンタウンにあるCity Hallに集まり、夕食会などがあるらしい。多少時間に余裕があるので、ダウンタウンにある教会を見学してから徒歩で会場に向かうことにする。

ゴシック様式の教会は、なかなか見応えがある。が、ふたりともカメラを持っていないことに気付く。

集合時間がせまってきたので、会場に向かう。

 
20:00 結局、集合時間を過ぎても、City Hallにたどり着けなかった。事前に会場についての説明があったのだが、正確な情報を確認していなかった。しょうがないので、あきらめて帰ることにする。  
  ダウンタウンを歩いていてインターネットカフェを発見。ノートパソコンを持ち込んで繋いでもOKかとたずねると、 OKとの返事。ちなみに料金は、モデムでの接続が15分1.5EURO、LANでの接続が15分1.2EUROだった。  
  トラムで宿に帰る途中、翌日の朝食を買っていないことに気付く。そのままトラムに乗っているとダウンタウンから離れてしまい、食料の調達が難しくなる。適当なところでトラムから降りて、通行人に食品を売ってそうな店を尋ねる。

ガソリンスタンドのそばにコンビニのような店があった。ここで翌日の朝食やおやつを購入。

 
22:05 トラムがやってきた。かなり時間に正確。  
  アパートに戻りシャワーを浴びる。  
  今日の最後の発表で気になった、菱形30面体の敷き詰めが可能かどうかCADソフトで描いて確認してみる。菱形30面体は、3回対称方向からだと、シルエットが正6角形になり、3回対称方向を上下にすることで、先の様な敷き詰めが可能であることが分かった。CADソフトからレンダリング可能なグラフィックソフトにデータを渡し、静止画を取り出すまでに約1時間。こういった作業がB5のノートパソコンでできるのは、非常にありがたい。  
  Leeが帰ってきた。彼が帰ってきたとき、僕も日詰さんもベッドの上に座ってパソコンに向かっていた。Leeが、こんな時間まで仕事をしてるのかと驚くので、仕事ではないことを伝える。

夕食会では、みんなが「日本からの参加者がいないと言ってさわいでいた」そうな。夕食会の費用は、一人70ユーロだったらしい。案外、参加できなくて正解だったかもしれない。

Leeとの会話はとても楽しいのだが、話が長くなってしまい、翌日以降の準備が進まなくなってしまった。彼が自分の部屋に戻った後、日詰さんとふたりで、思わぬ刺客があらわれたもんだと苦笑する。

 
  寝る。  

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