Juno's Spinnerは、私が1998年5月から研究している幾何学モデルです。簡単な操作で変形(拡大、収縮)し、変形の課程では様々な多面体形状をとります。当初「連動して変形する多面体(略称:れへた)」と呼んでいましたが、他者の作品との判別も困難ですし、知人からの「もっと呼びやすい名前があった方がいい」とのアドヴァイスもあって命名しました。Junoはイギリスの知人が私につけたあだ名です。
Juno's Spinnerにはさまざまな種類があり、それらの多くは多面体を基本としています。Juno's Spinnerは複数種のエレメントをジョイントで結合してできており、ジョイント部分で回転運動が伝達されることで、モデル全体としても連動して変形します。
Juno's Spinnerのなかでプラトン立体を基本にしたものは、いずれも2種のエレメントを結合してできています。ここで、多面体が収縮してプラトン立体の形状をとるときに、立体の表面を構成するエレメントをA、そのほかのエレメントをBと呼ぶことにしましょう。5種のプラトン立体を基本にしたモデルにおいて、多面体を構成する要素数は以下のようになっています。
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