ジターバッグ(jitterbug)は、R.Buckminster fuller によって発明された多面体モデルです。8つの正3角形が頂点でジョイントされており、展開時の形状は立方8面体(Cuboctahedron)様です。立方八面体の正方形に相当する部分が面をもたないことで、変形が可能となっています。

ジターバッグは、球面対称でない形状も取りうるのですが、全ての頂点が同一球面に接触した状態での変形も可能です。この動きはJuno's Spinnerと非常に関連が深いのでここで取り上げることにしました。下図はジターバッグの変形過程をあらわしたものです。正方形の窓に相当する部分が変形してゆくことで全体が収縮し、正8面体へと連続的に変化してゆきます。

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ジターバッグには12の頂点があるのですが、変形の過程でこれら頂点を適宜結ぶと正20面体を得ることができます。ひとつの多面体モデルが様々な多面体形状へと変化する好例と言えるでしょう。